大分県中津市弁護士  お気軽にご相談ください。

トップ  > ●弁護士のつぶやき  > No. 64~中津市民花火大会まであと9日~|大分県中津市弁護士中山知康

大分県中津市の弁護士法人中山知康法律事務所のホームページへようこそ

お気軽にお電話下さい。
日ごろ直面するさまざまなトラブル、まずはご相談下さい。 
お電話でご予約
0979-23-0239 
月~金曜日(日祝祭日を除く前9時から午後5時まで)

衛生対策

  
当事務所では、衛生対策として、アクリル板の設置、換気、空気清浄機、及びご相談が終わりますごとに、机、イス、ペン等の消毒を行っております。

 

 

No. 64~中津市民花火大会まであと9日~|大分県中津市弁護士中山知康



 はじめに、先日の西日本豪雨で被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになった方々に心より哀悼の意を表します。

筆舌に尽くしがたい甚大な被害をもたらした豪雨でしたが、早一変し、今年は早々に梅雨も明け、既に夏真っ盛りという状況です。

 各地で気温が40度近くに上り、特に、多くのボランティアの方々も復興・復旧活動に参加している西日本豪雨の被災地でも連日の猛暑日が記録されています。

そのため、熱中症で搬送される方も相次いでいると報じられており、被災者だけでなく、情報収集や復興に関する事務に奔走している行政の担当者の方々やボランティアの方々の健康が心配になります。

現場にいる方全員が体調を壊されることのないよう、そして、一日でも早く通常の生活に戻れるようお祈りしています。

ところで、私の住む大分県中津市では、来る平成30年7月27日午後8時から、中津市小祝所在の小祝グラウンドにて、「第6回中津市民花火大会」を開催します。

今年で6回目の開催となり、多くの市民の方々だけでなく、観光客の方々にも楽しみにしていただいているようです。

この花火大会は、大分県指定無形民俗文化財である中津祇園の初日の夜に開催するのが慣例であることから、中津市民だけでなく、近隣の市町村にお住まいの方たちからは、「中津祇園の花火」として親しまれてきました。

もっとも、実際には、中津祇園祭関係者が実施しているものではありませんでしたし、市や商工会議所などの行政・財界が実施していたものでもなかったため(このこと自体、多くの方は知らなかったと思います。)、平成24年には、それまでの主催者であった地元の新聞社が花火大会の運営から撤退したことによって、結局、平成24年は花火大会そのものがなくなってしまいました。

なお、その際、地元の新聞社からは、これまでお世話になったお礼ということで、中津祇園祭に提灯一式(中津祇園祭において、福沢通りの両側の歩道上に吊るされている、白地に八坂神社の紋と中津神社の紋が入った多数の提灯です。)を寄贈していただきました。

私がこうした事情に詳しいのは、当時、私は中津祇園祭の事務局長をしておりましたので、一連の情報が集中する立場にあり、また、花火大会の主催から撤退の意向を表明した地元の新聞社とも、花火大会の存続などについて、何度も協議や要請をしていた経験があるからですが、最後に地元に対するお礼として中津祇園祭に提灯一式を寄贈してくれた地元の新聞社に対しては、花火大会の存続に関する意見や考え方の違いはあったものの、非常に感謝しています。むしろ、一民間企業であるにもかかわらず、長年、中津市民のために花火大会を主催していただいたことに対して、こちらこそお礼を述べなければならないと思います。

さて、こうした状況の中で平成24年は花火大会がなく、そのまま2年以上花火大会がない状態が続けば、伝統の花火大会はついに完全になくなってしまう、復活そのものができなくなってしまうとの危機感から、平成25年に、気持ちを同じくする数名の有志で中津市民花火大会実行委員会を立ち上げ、以来、現在まで、中津市民花火大会を継続してきています。

しかしながら、実行委員会の立ち上げ当初である平成25年は、人員も予算も時間も、全く足りない、見通しさえ立たない状況でのスタートでした。

そして何よりも、花火大会がなくなった理由や経緯などについて、おそらく多くの市民の方々は何も知らされていない状態でしたので、まずは、市民の方々に対して花火大会の復活をアピールして、機運を盛り上げる必要もありました。

そこで、中津祇園祭の青年たちに手伝ってもらって、花火大会復活をアピールするための街頭募金活動を実施したり、中津市や商工会議所と折衝して後援や資金面での援助を取り付けたりし、最終的には、中津祇園関係者からも多額の協賛をしてもらうなどして、ようやく第1回中津市民花火大会の開催のこぎつけたような状態でした。

その後は毎年、花火大会の規模(打上げ総数や花火の大きさなど)を拡大し続けて、今年、第6回の中津市民花火大会を迎えます。

今年は、これまでで最大規模の5000発以上を僅か40分程度で打ち上げる予定です。

これまで規模を拡大し続けられている理由は、当初こそ前述のとおり資金の当てがなく、予算の見通しも立たない状況ではありましたが、第2回以降次第に、中津市民花火大会は中津祇園祭や行政などが実施しているものではなくて、市民有志で立ち上げた独立の実行委員会が実施しているものだという認識が中津市民や市内の事業者の方々に次第に広まり、まさに当初から目的として掲げていた「市民の市民による市民のための花火大会」という趣旨に、一定程度賛同を得られるようになってきているのではないかと感じています。

ですので、今年の中津市民花火大会も必ず成功させて、次回以降、さらに多くの方々に楽しみにしていただけるよう、そして、花火大会を見た子どもたちが将来地元を離れても花火大会を見るために帰省したいと思ってもらえるような花火大会を続けていきたいと思っています。

あとは当日の好天を天に祈るのみです。

どうか皆さんも楽しみにしていてくださいね。

                                           (2018.7.18)