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No. 57~学生生活=銭湯~|大分県中津市弁護士中山知康

 既に入学式や入社式のシーズンも終わり、多くの方が新生活をスタートされたことと思います。
 ですので、今日の話題は少し時期遅れの感は否めないのですが、せっかく思い出したので、書こうと思いました。

私は、幸運にも、一般の人よりも長い間学生生活を送らせてもらいました(もちろん、私よりももっと長い間学生として、しかも、まじめに勉強してこられた方々もたくさんいますが。)。といっても、特に家庭が裕福だったというわけではなく、高校、大学とそれぞれ二つの奨学金の貸与を受け、アルバイトもしていましたし(これら貸与を受けた奨学金は、気づけば莫大な金額となっていましたので、長年かけてようやく返済し終わりました。)、最後の学生生活は、司法修習生として2年間、国から給料をもらっていましたので、どうにかやって来れたのです(なお、司法修習生について学生というのは、若干語弊があるかもしれません。それは、国家公務員に準じた地位であり、給料も十分な額がもらえていたからです。)。

そして、私の時は、大学の入学式が4月1日、卒業式は4年後の3月31日でしたので、年度の始まりから終りまで目一杯学生として過ごさせてもらいました。同様に、司法修習生についても、当時は司法修習は「2年以上」と法律で定められていたからか、4月1日に入所式、2年後の4月2日に終了式とまるまる2年以上の期間を、司法修習生として過ごさせてもらいました。

このように、私は、人より長い期間を学生として過ごさせてもらえたのですが、その折々の入学式や卒業式の中でも特に印象深いのは、やはり大学のそれでした。

私が卒業した早稲田大学では、正確ではないかもしれませんが、当時は大学全体の入学式と学部の入学式、そして、大学全体の卒業式と学部の卒業式がそれぞれ行われていました。その入学式の際、当時の総長だったのか、それとも他のどなたかが仰られた言葉なのかは覚えていないのですが、「大学は銭湯のようなものだ」ということを仰られたのです。大学は銭湯であり、学生生活はその銭湯で十分に温まっていくためのものであり、それは、その後社会に出たとき、冬の冷たい風に当たっても決して湯冷めをしないで元気に生きていくためのものなのだという趣旨の言葉でした。しかし、この時は、まだ、その言葉の意味はよくわかりませんでした。

その後、4年後に卒業式を迎えたとき、これもどなたが仰られた言葉か思い出せませんが、「温まりましたか」と言われました。要するに、4年前の入学式で言われた、「銭湯よろしく、大学での生活で十分に温まって行ってほしい」という言葉の続きを、卒業式でも言われたのでした。この時もまだ、その言葉の意味はよく分からず、ただ、何となく感慨深い思いを抱いたことを覚えています。

その後、現在まで30年近い年数が経過しましたが、「大学で温まっていく」ということについては、まだまだ十分には理解できていません。ただ、冷たい風に当たっても風邪を引かないようにするために、学生時代に大学で温まっていくというのは、まるで銭湯のように、そこでいろいろな人と知り合い、一緒に過ごし、立場や境遇などに邪魔されずに交流を深め、卒業後、たとえどんな困難な場面に遭遇しても、一生を渡って行けるだけの体力や気力、人間関係などを養ってほしいという意味だったのだと思っています。そして、そういう意味では、私は確かに大学で十分に温めてもらったと思っています。

ですので、今、新たに学生生活を始められた皆さんにも、是非とも、その学生生活で、十分に温まって行ってほしいと願っています。
                                          (2018.4.20)